高技術を持った広島県府中市の「府中家具」について
広島県府中市で箪笥づくりが始まったのは、今から300年ほど前で、「宝永年間に内山円三が大坂で箪笥の製法を習得し、帰郷後製作に着手したのが始まり…」 と記されています。
大正時代、第一次世界大戦のバブル景気で家具の需要が急増すると職人の数も増えて家具産地が形成されました。その頃には、現在の鵜飼町辺りに百数十軒もの箪笥職人が軒を連ね、朝早くから夜更けまで、ノミやカンナを使う音が絶えなかったと云います。
戦後、府中家具は他産地に先駆けて「婚礼家具セット」を開発し、大きな転換期を迎えました。高度経済成長により高級品へ需要が高まり、そして昭和40年 代後半には団塊の世代が結婚適齢期を迎え、高級な婚礼家具が爆発的にヒットし、府中家具産地はその頃に飛躍的な発展を遂げました。
同時に、各企業がより高級な製品を作ろうと技術を競った結果、コンクールで連続してトップ賞を獲得するなど常に上位入賞を果たし、高級家具の産地としての名声を得るに至りました。
現代では、「婚礼家具」だけでなく、産地府中の特性を生かしたインテリア家具やベット等々の様々な生活インテリアの制作を手掛けており、様々な業界から技術力に高さを評価され、大手建築メーカーやその他の業種からOEMを依頼され、婚礼家具以外の家具つくりも伸ばしています。
伝統の総桐箪笥
K-018
材質/桐
寸法/幅0100 奥行1743 高470 /mm
2,940,000円(税込)
K-012
材質/桐
寸法/幅1211 奥行1743 高470 /mm
1,029,000円(税込)
K-014
材質/焼桐
寸法/幅1211 奥行1743 高470 /mm
1,212,750円(税込)
K-008
材質/焼桐
寸法/W:1104 H:1274 D;500
1,323,000円(税込)